高血圧の原因を知りましょう
2018.02.10 この記事は約344秒で読めます。

降圧薬のミカルディスで高血圧治療

ミカルディスはアンジオテンシンII受容体拮抗薬と呼ばれるタイプの降圧薬で、テルミサルタンという成分を主成分としています。
ミカルディスには血圧を下げる効果があり、主に高血圧症の治療に用いられています。

ミカルディスに含まれるテルミサルタンには、アンジオテンシンIIという体内物質の働きを抑える作用があります。
アンジオテンシンIIには血管収縮作用があるので、血圧を上げる物質と言われています。
テルミサルタンはアンジオテンシンII受容体に作用しアンジオテンシンIIの働きをブロックすることで、血管の収縮を抑え血圧を下げる働きをします。
アンジオテンシンII受容体に作用するミカルディスのような薬をアンジオテンシンII受容体拮抗薬といいます。

アンジオテンシンII受容体拮抗薬には、血圧を下げるだけではなく心臓や腎臓といった臓器を保護してくれる効果もあります。
人の体内で血液は心臓から全身に送られているので、血圧が高いと血管が硬くなって心臓にかかる負担も大きくなっています。
そのため高血圧の場合には、心臓もダメージを受けやすくなっているのです。

また腎臓も体内をめぐってきた血液から老廃物を取り出して、尿として体の外に排出する役割を担っています。
高血圧で血管が硬くなっていると、尿を作り出す時に腎臓に大きな負荷がかかります。
それにより腎臓もダメージを受けやすくなっています。

しかしミカルディスには心臓や腎臓を保護する働きがあるので、高血圧によって全身に受けるダメージを少なくすることができます。
そのためミカルディスは、心臓病や腎臓病の治療の際にも用いられることがあります。

ミカルディスの特徴をあげると、作用時間が長く1日を通して効果が持続するところにあります。
降圧薬を服用する時に重要なのは、血圧が低い状態を安定的にキープすることです。
特に高血圧の人は早朝や夜に血圧が上がりやすいので、作用時間が長い薬を服用することで血圧を安定的に保つことができます。

ミカルディス使用時の注意点と副作用

ミカルディスは安全性の高い薬で、副作用の発生も少ないとされています。
ただし副作用の出方には個人差もあるので、全く副作用がでないというわけではありません。
めまい・ふらつき・頭痛などの症状が現れることがあります。
また血圧が下がりすぎる低血圧になることもあります。
めまいや頭痛などは、血圧が下がることによって引き起こされる症状です。

その他にもミカルディスには、血液の尿酸値が上昇したりカリウムが上昇するといった副作用が出ることがあります。
ミカルディスにはアルドステロンというホルモンの働きを弱める作用があります。
アルドステロンは体内のナトリウムを増やしてカリウムを減らす働きがあるので、アルドステロンの働きが弱まることでカリウムが増えすぎてしまいます。
そのためミカルディスを長期的に服用する場合には、定期検査などで肝機能や腎機能・電解質などをチェックする必要があります。

ミカルディスを使用する時には、他の薬との飲み合わせに注意しなければいけません。
他の降圧薬と併用すると、血圧が下がりすぎてしまうことがあるからです。
腎障害や高カリウム血症などになってしまうこともあります。
また他の降圧薬からミカルディスに変更した場合には、最初は薬の効き目が強く出ることがあるので注意が必要です。
最初は少ない量で様子を見る必要があります。

降圧薬の中には、グレープフルーツやグレープフルーツジュースとの相性が良くないものがあります。
グレープフルーツを食べて降圧薬を服用すると、薬が効きすぎてしまったり副作用が強く出てしまうことがあります。
ミカルディスはグレープフルーツの影響は受けないので、薬を服用していてもグレープフルーツを食べて問題ありません。